- あこ
- I
あこ【下火・下炬】禅宗で火葬の時, 僧が遺骸に火を付けること。 元来は, 松明に火を付ける意。IIあこ【吾子】〔古くは「あご」〕※一※ (名)わが子。
「~の御宿世にて, おぼえぬ事のあるなり/源氏(須磨)」
※二※ (代)(1)二人称。 自分の子や目下の者を親しんで呼ぶ語。「~をこそは恋しき御形見にも見るべかめれ/源氏(真木柱)」
(2)一人称。 中世以降, 子供が用いた。III「~が飯に打かけて食うた/咄本・昨日は今日」
あこ【彼所】〔近世上方語〕遠称の指示代名詞。 あそこ。「まあ行てとうてかんせ。 ~も宿屋ぢやあろわい/滑稽本・膝栗毛 5」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.